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OpenAI 社長「最高のプロダクトとは、プロダクトが存在しないことだ」

Brockman が複数のハードウェアを開発中と確認。Agent ユーザーは約2000万人にとどまる一方、ChatGPT ユーザーは10億人に迫る。
速覧
  • OpenAI 社長 Greg Brockman がサンフランシスコの Big Technology AI サミットで単独インタビューに応じた。ChatGPT はまもなく10億ユーザーを突破し、会社は1兆ドル規模の評価額での上場を進めており、史上最大の1220億ドルのベンチャー投資ラウンドを完了させている。
  • 彼の核心的な主張は「インターフェースはいずれ消える」というものだ。将来、ユーザーは app もプロダクトも必要とせず、常に存在し続ける AGI という実体と直接会話し、目標を与えて行動させることになる。
  • Codex はすでにコードを書くツールから汎用 Agent フレームワークへと変わり、広報や運営など非技術系チームが大量に使っている。社内浸透率はすでに Slack に迫る水準だ。
  • 彼は Scaling law が今も有効だと断言する。「モデルが壁にぶつかった」と言われるたびに調べると、いつもエンジニアリングのバグだった。OpenAI の計算資源戦略は「全部買う」であり、独自チップの自社開発もすでに何年も続けている。
  • OpenAI は現在複数のハードウェア機器を開発中で、エンドツーエンドの双方向音声モデルも開発している。目標は「交互に話す」形式を置き換え、人間同士のようにいつでも割り込める会話を実現することだ。
立場についての注記:これは企業幹部が自社サミットで語ったインタビューです。以下に登場するユーザー規模・評価額・能力に関する記述の多くは OpenAI 自身の言い分、あるいは第三者による予測に基づきます(例:ChatGPT の「10億ユーザー」は第三者データによる予測)。本稿はインタビューでの発言と事例をそのまま提示するものであり、内容を保証するものではありません。
▶ 元動画 · Big Technology AI サミット、Brockman 登壇パート(3:00:25 の登場シーンから、約47分間)
1背景

11年後、OpenAI は今どれほどの規模なのか

OpenAI 社長兼共同創業者 Greg Brockman が、サンフランシスコの Big Technology AI サミット(Commonwealth Club)で Alex Kantrowitz による単独インタビューを受けた。これは2人にとって4度目の対談で、話題は Agent 時代、インターフェースの形、計算資源競争、プロダクトロードマップにまで及んだ。

2015年、彼は Elon Musk、Sam Altman とともに AGI を追求するため OpenAI を創業した。11年後の今、この会社はおそらく今後1年以内に1兆ドル規模の評価額で上場する。このインタビューが重みを持つのは、話しているのがまさにこの規模の頂点に立つ人物であり、次にプロダクトをどんな姿にするかを語っているからだ。

注目すべき理由:これは OpenAI 社長が複数のハードウェア機器を開発中であることを初めて公式に確認したインタビューだ。社内では Codex Agent がすでに Slack 級の浸透率に達し、コンテキストウィンドウは2022年の2Kトークンから今日の500万〜1200万トークンにまで拡大した。毎週2億3000万人が ChatGPT で健康関連の質問をしている。

約10億
ChatGPT の想定ユーザー規模(第三者データによる予測)
1220億
最新の資金調達ラウンド規模(米ドル)、史上最大のベンチャー投資ラウンド
1兆ドル規模
想定上場評価額(米ドル)、実現はおそらく今後1年以内
11年
2015年の創業から AGI を追求して今日まで
2核心的な主張

彼は言う:最高のプロダクトとは、プロダクトが存在しないことだ

司会者はある見方を紹介する——OpenAI は Codex、ブラウザ、ChatGPT を統合し、ひとつの「スーパーアプリ」にしようとしている。何をするにも1つのプロンプトから始まり、あとは技術があなたのブラウザやパソコンを操作して物事を片付けてくれる、というものだ。Brockman はこの見方に同意しつつも、視野をさらに広げようとする。

彼は、本当に作りたいのは AGI だと語る。2022年の発表時、ChatGPT には記憶もなく、いかなるツールとも接続しておらず、コンテキストもなかった。こうした対話型知能は、人が仕事をやり遂げるために必要なもののほんの一部にすぎない。OpenAI が目指しているのは、本当にあなたのために考えてくれる AI だ。あなたが目標を与えれば、それは常に「今日あなたのために何ができるか」を考え続け、超難問を解決すると同時に些細な雑事もこなす。朝起きたら受信箱がすでに整理されていたり、医療方針について一緒に整理し、やり取りを重ねてくれたりする。

Hero · インターフェースの消融

彼の結論はこうだ——あなたはほとんど「インターフェース」を望んでいない、「プロダクト」も望んでいない。あなたが欲しいのは、人と人の間でそうするように、常に存在し続ける実体と会話し、それに目標達成を手伝ってもらうことだ。長期的な方向性は簡素化と統一であり、システム全体がボタンを押したりスイッチを切り替えたりモードを切り替えたりする必要がなくなるようにすること。インターフェースは少しずつ「消融」していく。