Claude、リアルタイムデータダッシュボード「Dashboards」とコード駆動のアニメーション解説ツール「Claude Motion」を公開:あらゆる作業成果を動画として動かせるように

ビジネスの疑問を投げかけることから、データの検証、アニメーション化、そしてチームでのさらなる編集まで:今回のアップデートは、分析とプレゼンテーションを同一の会話内でシームレスにつなぎます。

著者:Anthropic10-09 · 約12分

日常の業務や部門をまたぐ報告において、最も頭を悩ませる2つの作業といえば「データ調査」と「プレゼン報告の作成」でしょう。ビジネス上の数値変動を調べようとすれば、SQLを書いてもらうためにデータアナリストへの起票と順番待ちが発生し、苦労して手に入れた静的なグラフも、翌週データが変われば最初からやり直しになります。一方、全社ミーティングや顧客へのデモで複雑なプロセスをわかりやすく伝えようとすれば、結局は文字がびっしり詰まった静的なスライドでお茶を濁すか、専門的な動画編集ソフトの難しさに尻込みして諦めるのが常でした。

Claudeが提示する新しいアプローチは、「実態を調べる」と「明確に伝える」を同一の会話内でつなぐことです。開いて、編集して、共有できる作業成果物「Artifacts」が大幅にアップグレードされました。ベータ版としてリアルタイムデータダッシュボードである Claude Dashboards と、コード駆動のアニメーション解説ツール Claude Motion が新たに登場。同時に、これまで改善を重ねてきた Docs(ドキュメント)、Slides(スライド)、Design(デザイン)が正式にベータを終了し、全ユーザーに向けて一般提供されました。

この新しい組み合わせにおける機能の役割分担と利用条件は非常に明確です:

  • リアルタイムデータダッシュボード(Claude Dashboards、Beta):企業のデータウェアハウスやCRMに直接接続し、自然言語で質問するだけで連動するビジネスダッシュボードを生成。背後のデータ変動に合わせて自動更新されます(Pro、Max、Team、Enterpriseの有料プラン対象)。
  • コード駆動型アニメーション解説(Claude Motion、Beta):レポート、グラフ、製品デモを短いアニメーションに変換してMP4としてエクスポート。Claudeがコードを用いてテキスト、グラフ、図形、画像の動きを制御するため、具体的な言葉、数値、テンポを後から編集可能。動画生成モデルを使用せず、新規撮影の映像やAIアバターも生成しません(TeamおよびEnterpriseのチーム向けプラン対象)。
  • 基本コラボレーションツールの正式版リリース(Docs、Slides、Design):ベータ版ラベルが外れ、チームの複数メンバーとClaudeによるリアルタイム共同編集、クロスデバイスでの閲覧、レイアウトを保持したフォーマットでの書き出しに対応。無料版を含むすべてのプランで利用できます。

公式フルデモ(約81秒、英語音声)。日本語字幕は本解説による翻訳です。プレーヤー内で英語トランスクリプトに切り替え可能です。元動画

公式デモは、1つのシェアサイクル事業の運営課題を中心に展開されます。チームはまずデータダッシュボードを使って朝の通勤ラッシュ時に丘陵地ステーションで自転車が枯渇する原因を調査し、続いてダッシュボード上で直接指示を出して朝の再配置(リバランス)計画を説明するアニメーションを生成。分析結果からプレゼン動画へとスムーズにつなげていきます。


リアルタイムデータダッシュボード:起票して待つことなく、自然な言葉で業務データに直結

従来、企業内で業務上の疑問を掘り下げようとする場合、非エンジニアはBIツールを駆使するかデータチームに依頼するしかありませんでした。しかしClaude Dashboardsなら、データコネクタを設定しておくだけで、日常の言葉を使って自社のデータ基盤と直接対話できます。

1. 仕組みと接続:質問から追跡可能な動的グラフへ

Dashboardsは、主要なクラウドデータウェアハウス(Amazon Redshift、BigQuery、ClickHouse、Databricks、Snowflakeなど)や一般的な業務システム(Salesforce CRMなど)との接続をサポートしています。「今週の登録数は先月と比べてどう推移しているか」といった探索的な質問(quick exploratory questions)に素早く答えることや、Salesforce内の商談ダッシュボードの確認などに最適です。ユーザーが日常会話のように質問を入力するだけで、Claudeがバックグラウンドで対応するデータベースクエリを生成し、データを取得してインタラクティブなダッシュボードを構成します。

このプロセスの核心は、質問から追跡可能な結果へのループを確立することにあります:

  • データの出所追跡と集計定義の検証:ダッシュボード上の任意の数値をクリックすると、背後にある具体的なクエリを直接確認できます。また、追加の質問をしてClaudeに計算ロジックを説明させることも可能です。実際の業務では、「新規登録数」や「有効商談」といった指標の定義が立場によって異なる場合がありますが、背後にあるクエリを直接確認できるため、現場の担当者と技術チームがデータの抽出範囲やフィルタ条件をすり合わせるのに役立ちます。
  • ソース側の変動に応じた動的更新:背後のデータベースが更新されると、ダッシュボードのデータもそれに連動して更新され、各グラフにはデータの最終更新時刻が明記されます。更新時刻を見ることで、そのグラフがいつのデータを反映しているのかがわかります。クエリと時刻の両方を確認して初めて、その数値が現在の疑問に正しく答えているかを判断できます。

2. 運営の具体例:なぜ丘の上のステーションはいつも空になるのか

公式デモでは、架空のシェアサイクル運営シナリオが提示されます。運営チームは、平日毎朝8時15分になると中腹のFernhillステーションで自転車がいつも空になってしまうことに気づき、原因を突き止めて再配置の提案を行う必要がありました。

「過去1年間の利用データダッシュボードを作成して」という指示に対し、Claudeは過去12か月間(デモの対象期間は2025年10月から2026年9月まで)、24ステーション・512基のドックに及ぶデータを取得し、6つの主要指標と推移グラフで構成されたダッシュボードを生成しました:

  • 全体の利用規模:年間累計利用回数は44.5万回、1日の利用ピークは7月11日(土曜日)の2,999回。
  • 朝ラッシュの分布:平日の利用全体のうち午前6時から9時が占める割合は21%で、午前8時のピーク時には1時間あたり161回に達する。
  • 課題の特定:第3四半期(2026年7月〜9月)に記録された4,200件の自転車のなくなったドックの発生のうち、71%が丘陵地のステーションに集中(Fernhillステーションは典型的な平日の朝8時15分に早くも空状態となる)。ダッシュボードには同時に、平日の朝ラッシュ後に毎日92台の自転車を丘の上へ再配置する推奨量が表示されました。この例では、「どこで不足し、いつ不足し、何台配置すべきか」が1つのダッシュボードにまとまっています(92台はデモ内での推奨値です)。

ダッシュボード下部の2つのグラフは、マクロな推移とミクロな時間帯という2つの視点から疑問に答えています。左側の「Rides per day(日別利用回数)」は、グレーの日次推移曲線と青緑色の7日間移動平均線を対照表示し(例:5月8日の単日利用は1,400回、7日平均は1,356回、7月11日には単日最高の2,999回を記録)、日ごとの短期的なブレを平滑化して中長期的なトレンドを把握できます。右側の「Rides by hour(時間帯別利用回数)」は、青緑色の平日とグレーの週末の時間帯別分布を分けて表示し、平日の利用ピークは通勤時間帯の朝8時に集中する一方、週末のピークは正午前後にずれることを明確に示しています。左のグラフは月をまたぐトレンドの把握に役立ち、右のグラフは1日の中でいつが最も混み合うかの比較に役立ちます。どちらを見るかは、追究したい運営上の課題によって決まります。

シェアサイクルの公式サンプルダッシュボード:年間利用回数、丘陵地のドック空き、再配置推奨数、利用トレンド
公式の架空サンプル:まず1年間の利用トレンドを確認し、次に7〜9月の丘陵地におけるドック空き問題にフォーカス。画像をクリックすると拡大表示できます。

3. 高度な分析ツールとの連携

迅速な探索の価値は、ビジネスの疑問をまず閲覧・検証可能なダッシュボードへと具現化することにあります。さらに踏み込んだ分析が必要になった場合、Claudeは現在のダッシュボードを既存のBIや分析ツールへ引き渡し、チームが同一の課題に沿って作業を継続できるようにします。現在対応中および近日対応予定のプラットフォームは以下の通りです:

現在連携に対応している分析プラットフォーム 近日対応予定(Coming soon)
Amplitude、Grafana、Hex、Mixpanel、Omni、Perplexity、PostHog、Sigma Looker、monday.com、Tableau

動的解説(Claude Motion):レポートやグラフを編集可能なアニメーションに

プレゼンテーションでは、静的なスライドよりも動きのあるグラフのほうが、状況を説明しやすい場合があります。Claude Motionは、自身の作業内容を解説することに特化しています。動画生成モデルを使用しないため、新規撮影された実写映像やAIによるバーチャル人物を生成することはありません。その代わり、コードを記述することによってテキスト、グラフ、図形、画像の動きを自在にコントロールします。

Claudeの会話入力欄にmotionと入力し、Motionアニメーション作成エントリーを選択する画面
会話内でMotionを選択し、アニメーションの作成を開始。画像内のモデルや設定は今回のデモ画面のものです。

1. コードでアニメーションを組み立てる仕組み

公式サイトでは、Motionの代表的な実用例として3つが挙げられています:四半期事業レポートを全社ミーティング用の30秒のアニメーション解説にまとめる(30秒は公式のシナリオ例であり、システムの仕様制限ではありません)、取締役会でのプレゼンで静的なグラフを動かす、新規顧客のオンボーディング用に製品ウォークスルーを作成する、といった用途です。

これらの用途はいずれも、自分の伝えたい内容を明確に説明する必要があります。レポートでは結論を理解させ、グラフでは変化を追わせ、製品デモでは新規ユーザーに操作手順を理解させる必要があります。Motionはコードでテキスト、グラフ、図形、画像を制御するため、特定の単語、特定の数値、あるいは特定のシーンの表示時間に至るまで、変更対象を正確に指定できます。エディタ上で直接修正することも、Claudeに指示を出して修正させることも可能で、その後MP4として書き出せます。例えば、データ修正後に図の中の数値を差し替えたり、視聴者が理解しやすいよう重要なシーンの表示時間を少し長めにキープしたりできます。

Claudeによるアニメーション生成後、テキストと書式設定を直接選択して編集可能な画面
デモ約75秒時点:画面内の「Claude makes it. You steer it.」(Claudeが生成し、あなたが方向性を導く)というテキストを直接選択して編集でき、書式設定ツールも備わっています。初版のアニメーションはAIが構築し、人間が内容の方向性や細部を引き続きコントロールすることを強調しています。

2. チームコラボレーションとディテールのブラッシュアップ手順

公式フルデモを視聴(約81秒、英語)。デモでは、「データ分析→ダッシュボードでのコメント→アニメーション修正→チームコラボレーション」が1つのタスクとしてつながっています。

公式デモは、シェアサイクルの運営事例を一連の可視化された操作フローとしてまとめ上げています:

  1. ダッシュボードから明確な要件を提示:シェアサイクルデータダッシュボードで分析を終えた後、ステーションマップ上で直接 @Claude をメンションしてコメントを投稿し、分析結果を全社ミーティング向けのアニメーションブリーフィングに変換するよう指示します。指示を出す際、デモの担当者は単に「アニメーションにして」と指示するだけでなく、想定視聴者(全社向け)、コミュニケーションのトーン(極力シンプルで分かりやすく)、そして必ず強調すべきビジネスの要点(朝8時15分の丘の上にあるFernhillステーションの空き問題と、朝ラッシュ後の92台の再配置推奨)を同時に指定しました。
ダッシュボード上で@Claudeメンションのコメントを通じてアニメーション生成要件とコミュニケーションの要点を指示する画面
デモ約40秒時点:自転車ステーション分布ダッシュボード上で@Claudeメンション付きでコメント。指示では想定視聴者(全社)、表現の要件(シンプルに保つ)、押さえるべき要点(8:15の丘の上の空き問題と92台の再配置提案)を同時に指定。
  1. 時間軸に沿った動的なストーリー展開:Claudeはコメントに応答してアニメーションを生成。映像は早朝5時30分の都市を俯瞰した3Dイメージと各ステーションの光の点から始まり、データから導かれた結論を時間の経過に沿った朝の運営ストーリーへと置き換えます。
Motionが生成した都市マップとステーションの光の点によるアニメーションの冒頭シーン
デモ約49秒時点:生成されたアニメーションは、早朝5:30の都市マップと各ステーションの光の点をストーリーの起点として、朝の自転車の流動プロセスを展開。
  1. タイムライン上でテンポを微調整:アニメーションの初版が生成された後、チームメンバーは映像の再生タイムライン上で特定の静止フレームに対して直接コメントを追加できます。デモの担当者はドックが空になった静止箇所で「Hold on the empty dock a beat longer so it lands.」(視聴者がしっかり理解できるよう、空ドックのシーンをもう一拍長くキープして)とコメントしました。このコメントは、変更したいシーンと修正の理由(空ドックの状態を長めに表示して結論を視聴者の心に届かせる)を同時に伝えています。画面内のテキストは、このコメントがClaudeに送信され、現在処理中であることを示しています。
アニメーションのタイムライン上で特定のシーンのキープ時間・テンポを調整するコメントを投稿する画面
デモ約60秒時点:空ドックのアニメーション画面上で「Hold on the empty dock a beat longer so it lands.」(みんなにしっかり伝わるよう、空ドックの画面を一拍長くキープして)とコメント。コメントはClaudeに送信され、このシーンの表示テンポの調整を要求。
  1. エクスポートとプロ向けツールへの引き継ぎ:アニメーションが完成したら、全社ミーティングでの再生用に標準のMP4動画として直接ダウンロードできます。チームがさらに編集を加えたい場合は、外部の動画・クリエイティブツールに引き継いで作業を継続することも可能です:
現在対応している動画・クリエイティブツール 近日対応予定(Coming soon)
Adobe、Descript、HeyGen、Higgsfield、invideo、Luma AI、Runway Canva、Captions

基礎ツールの正式版移行:Docs、Slides、Designが全ユーザーに開放

Anthropicの公式統計によると、関連機能の提供開始以来、ユーザーが会話内で作成したドキュメント、スライド、デザインの累計は4,500万件を超えています。今回のアップデートにより、Docs(ドキュメント)、Slides(スライド)、Design(デザイン)は正式にベータ版を終了し、無料版を含む全プランのユーザーに完全開放されました。

これらのツールの正式版リリースは、日常業務における共同作業や互換性の課題を重点的に解決します:

  • チームでの多者間共同編集:人間が指示を出してAIが結果を返すだけでなく、チームメンバーとClaudeが共同作業ドキュメントのように、同一のドキュメント(doc)、プレゼンテーション(deck)、デザインボード(design)、あるいはデータダッシュボード(dashboard)上で、成果物の内容やレイアウトを一緒に編集できます。
  • 管理された外部共有:管理者が許可している場合、スライド(slides)、デザイン(designs)、データダッシュボード(dashboards)、アニメーション(animations)の共有リンクを生成し、組織外のメンバーやリンクを知っている任意のアクセス者に共有できます。
  • エクスポート後もそのまま再利用可能:エクスポートされたPowerPoint(PPT)やPDFはエディタ内のレイアウトをそのまま保持し、スライドはGoogleスライドへ直接送信して編集可能なネイティブファイルとして生成できます。ドキュメントはWord、Markdown、PDFへのエクスポートに対応しています。特にGoogleスライドに書き出した後は、スクリーンショットから作り直すことなく、共同作業者がそのままスライド内容の修正を続けられます。
  • キーボードナビゲーションとアクセシビリティ対応:スライドではキーボードを使って各エリア間を移動し、テキストや図形を選択・編集できます。また、プレゼンテーション操作やスクリーンリーダー対応も提供され、日常の編集や発表をサポートします。
  • モバイル端末からのいつでも修正:Claudeのスマートフォン向けアプリから、ドキュメント、スライド、デザイン(Design)の内容を直接開いて編集できます。
  • エンタープライズグレードのセキュリティとガバナンス:企業組織向けに、Artifactsは顧客管理暗号化キー(CMEK:企業が独自の鍵を管理して関連データ資産を暗号化できる機能)を正式にサポートし、管理者は組織内で利用可能な成果物テンプレートを一括管理・選択できます。

Claude Designの移行に伴う重要アクション:旧サイト閉鎖とデータ移行の注意点

これまでClaude Designは、claude.ai/design という独立したウェブサイトとして運営されてきました。メインサイト側のDesignでは、現在の会話のコンテキスト、ファイル、コネクタを活用できます。Anthropicによると、2つのバージョンを並行して保守することが双方のバグ修正を遅らせる要因となっていたため、スタンドアロンサイトをClaude本体へ統合することになりました。

この改編に伴い、資産の保全に関する明確なスケジュールと行動指針が示されています:

1. 主なスケジュールとシステム移行

  • スタンドアロンサイトのアクセス維持期間:旧サイト claude.ai/design へのアクセスは 2026年12月14日 まで維持され、閉鎖後はClaudeメインサイトへ一括リダイレクトされます。
  • デザインシステムの移行:Claudeの Artifacts ページを開き、「Migrate team design systems(チームのデザインシステムを移行)」をクリックします。1回の移行で組織内のデザインシステムが網羅されるため、権限を持つユーザーが一度実行するだけで完了します。ただし、この移行には例外があり、空のデザインシステムや組み込みの初期テーマ(starter theme)に基づいて作成されたシステムは移行されません。また、ファイルサイズ超過などの理由で移行に失敗する場合もあるため、画面の指示に従って確認・修正した上で再移行する必要があります。元のスタンドアロンサイト内のデザインシステムは、閉鎖までそのまま保持されます。
  • プロジェクト(Projects)は当面旧サイトで利用継続:現在、メインサイトのArtifactsページには旧プロジェクトが最大60件まで一覧表示され、クリックするとスタンドアロンサイト側で開いて使用できます。プロジェクトをメインサイトへ移行する詳細な手順は後日発表される予定です。バックアップが必要な場合、旧サイトからプロジェクトを1件ずつ .zip アーカイブとしてエクスポートできます(無料であり、利用枠の制限にもカウントされません)。

2. 資産の保持と注意点

スタンドアロンサイト閉鎖後、一部のデータは新サイトへ移行されません:

  • チャット履歴とコメント:旧サイトにおけるClaudeとの過去の対話履歴、およびプロジェクトやデザインシステム上に残されたコメントは新サイトへ引き継がれず、旧サイト閉鎖後にデータ保持ポリシーに従って削除されます。
  • 公開共有リンクの無効化:旧サイトから一般公開されていたプロジェクトリンクは閉鎖後にそのまま無効となるため、外部で参照しているリンクの確認が必要です。

チームが旧版Design内に重要な議論を残している場合は、閉鎖前に手動でバックアップを完了させ、外部に公開しているリンクの確認と整理を速やかに行ってください。

はじめ方:日常の指示で直接タスクを開始

このツール群を使い始めるにあたり、事前に複雑なデータクエリや専門的なアニメーションソフトを学ぶ必要はありません。公式サイトでは、これまで起票して順番待ちをしていたダッシュボードや、1枚のスライドでは説明しきれなかったレポートなど、手元の身近なタスクから始めることを推奨しています。会話ウィンドウで必要な成果物と具体的な用途を直接伝えるだけです:

  • 「今期の地域別売上データダッシュボードを作成して」——指標、対象期間、グループ分けの切り口を指定する。
  • 「セールスキックオフ向けに、価格プランの比較をアニメーションにして」——アニメーションで何を伝えるか、誰に見せるかを明記する。
  • 「これらのメモを月曜日のプレゼン資料にまとめて」——手元のメモを提供し、納品物の形式を指定する。

これらのプロンプトはすべて、目標とする成果物と用途を明確に伝えています。業務ダッシュボードを作成する場合は、事前に対応するデータソースを接続しておく必要があります。また、どの機能を利用するかは、以下のプランと権限条件を照らし合わせて確認してください。


プラン別権限と管理者向け有効化チェックリスト

新機能は魅力的ですが、プランによって設定や提供状況が異なります。特に企業の管理者は、設定の有効化手順をあらかじめ把握しておく必要があります:

1. プラン別権限一覧表

機能モジュール 無料版(Free) プロ版(Pro / Max) チーム版(Team) エンタープライズ版(Enterprise)
Docs(ドキュメント) ✅ ✅ ✅ ✅
Slides(スライド) ✅ ✅ ✅ ✅
Design(デザイン) ✅ ✅ ✅ ✅
Dashboards(リアルタイムデータダッシュボード、Beta) ❌ ✅ ✅ ✅
Motion(動的解説、Beta) ❌ ❌ ✅ ✅

2. 企業管理者に必須の設定操作

  • 前提条件の有効化:すべてのArtifacts機能を利用するには、クラウドコード実行(Cloud code execution)およびファイル作成(file creation)の権限が有効になっている必要があります。設定内のCapabilities(Free、Pro、Maxは Settings > Capabilities、Team、Enterpriseは Organization settings > Capabilities)で常に有効にしておく必要があります。
  • ベータ機能のデフォルト状態:
    • Teamプラン:Motionテンプレートはデフォルトで有効になっています。
    • Enterpriseプラン:DashboardsとMotionは デフォルトで無効 になっています。企業のオーナーが Organization settings > Artifacts にアクセスし、手動で有効化する必要があります。なお、Docs、Slides、Designについては、Enterpriseプラン向けに 2026年10月15日 にシステム側でデフォルト有効化される予定ですが、管理者が事前に手動で有効化することも可能です。
  • データ保持ゼロ(ZDR)の制限:データ保持ゼロ(Zero Data Retention)を設定している企業組織ではArtifactsを有効化できないため、デザインシステムの移行も利用できません。該当する企業で旧版Designの資産がある場合は、12月14日までにプロジェクトの .zip アーカイブを1つずつダウンロードしてバックアップする必要があります。

本文は Claude公式ブログ、公式リリーススレッドの補足情報、ならびに権限と移行詳細の照合に用いた Artifactsヘルプドキュメント および Design移行ガイド に基づいています。

出典
Claude でライブダッシュボードと解説アニメーションを作成Anthropic·原文を見る
↑ 本文ここまで
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